CH.DUCRU BEAUCAILLOU
シャトー・デュクリュ・ボーカイユ 産地／フランス

「デュクリュ・ボーカイユ」の畑が出来たのは、１７世紀「ヘイシュビル」の領地が分割された時と言われています。最初の持ち主はベルジュロン家でしたが、フランス革命後の１７９５年にベルトラン・デュクリュに売却されたことから、「デュクリボーカイユ」と呼ばれるようになりました。（ボーカイユとは「美しい小石」という意味で、サンジュリアン村のジロンド川東岸の小石が多い土壌だった）。彼はシャトーを建設すると共に、葡萄畑とワイン醸造所に多額の投資を行い、１８５５年に「デュクリュ・ボーカイユ」は２級に格付けされました。１８６６年にヂュクリュの娘は畑をナザニエル・ジョンストンに売却、畑とシャトーを手に入れたジョンストンは事業を拡大し、後にサンジュリアン村の村長も務めますが、１９２９年の世界恐慌の末、失意のうちに「デュクリュ・ボーカイユ」を手放す事に。畑はデスバラ家、そして１９４１年からはボリー家がオーナーとなる。